エコキュートは、基本的に屋外に設置し、貯湯タンクに貯めたお湯をお風呂や台所で使用するシステムとなっているため、外気温の影響を受けやすいシステムと考えておいた方が良いです。
なぜ冬場になると「お湯が出ない…」というトラブルが多くなるかというと、エコキュートの配管が凍結してしまうからです。ちなみに、こういった配管の凍結トラブルは、もともと冬場は極寒になる地域で起こると考えられるものですが、実はそうでもないのです。冬場になると、毎日氷点下の日が続く地方では、エコキュートなどに何らかの凍結防止対策を行っていますので、逆に配管が凍結してお湯が出ない…なんてトラブルは少なくなります。つまり、冬場でも氷点下の気温になるようなことが少ない地域ほど注意しておかなければいけない問題なのです。
もちろん、気温が上昇し、配管の凍結が無くなれば普通にお湯が出てくるようになりますので、「しばらく待てば良いだけだし凍結なんて怖くない!」などと考える人もいることでしょう。しかし、配管の凍結は、配管自体を破裂させる危険があるため、エコキュートの凍結対策を無視してしまえば、予想外の出費になる可能性もあるのです。
そこで今回は、エコキュートが凍結してしまいお湯が出なくなった時の対処法や、そもそも凍結させないための対策についてご紹介します。